2017年 日本シリーズJTカップ

賞金王候補は2人が出遅れ 小平26位、キム最下位30位

2017/11/30 19:03
痛めている腰を気にする素振りを見せるチャン・キム

◇国内男子メジャー◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日(30日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

賞金ランキング順に組まれた大会初日のペアリング。その最終組は、小平智宮里優作チャン・キム(米国)という賞金王を争うメンバーたちで組まれた。だが、宮里が1アンダー8位とした以外は、小平が4オーバー26位、キムは最下位となる12オーバー30位と、出遅れる結果となった。

賞金ランクトップにつける小平は、序盤から1Wショットが乱れて苦しんだ。それでも、4番ではグリーン外からパターでねじ込みボギーを回避。5番、8番(パー3)も1パットのパーでしのいできたが、9番で痛恨のトリプルボギーとした。ティショットが右バンカーにつかまると、2打目は前方の松の枝に当ててラフに落とし、3打目はグリーン左手前のラフへ。4オンしたあと、3パットとつまずいた。

その後も2つスコアを落として、4オーバーの26位と出遅れた小平。「1Wは今年一番調子が悪いかも」と首をひねったが、「でも、先週(初日7オーバーと出遅れながら最終的に8位)より3打よいし、ポジティブに考えたい」と前を向いた。

一方のキムは、さらに乱れた。アイアンで打った3番のティショットを左に引っ掛けてOBとするなど、計4つのダブルボギーを献上。痛めている腰は万全ではなく、18ホールは完走したものの「100%の状態ではないので、100%のスイングはできない」とうつむいた。

「下半身、腿(もも)からふくらはぎまでガチガチになっている」と、ホールアウト後はすぐにマッサージを受けたが、あすもプレーを続ける意志を示している。「あす良くなっているかもしれないし、悪くなっているかもしれない。その日の状態で判断したい」と続けた。(東京都稲城市/今岡涼太)

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