イム・ソンジェ 予備グリーンから打って2罰打
2017/11/30 19:48
◇国内男子メジャー◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日(30日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)
今年2月に日本ゴルフ協会(JGA)、日本プロゴルフ協会(PGA)、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の4団体が、予備(サブ)グリーンの取り扱いを統一することで合意した。だが、まだすべての選手には浸透しきっていないようだ。
この日、韓国の任成宰(イム・ソンジェ)は6番(パー5)で2打目を予備グリーンへ載せると、3打目をそこから打って、1パットのバーディとした。だが、これはルール違反。
昨年まで、国内男子ツアー(JGTO管轄)では、予備グリーンはスルー・ザ・グリーンとして扱われていた(そのまま打って良い)が、先述の合意によって今年からは、各団体が予備グリーンを「目的外のパッティンググリーン」として扱うこととなり、救済処置を受けなくてはならなくなったのだ。
ゴルフ規則25-3の違反により2罰打を受けたイムは「そこからゴルフに集中できなくなってしまった」と6オーバーで初日を終えて、がっくりと肩を落とした。(東京都稲城市/今岡涼太)
■ 25-3 b 目的外のパッティンググリーンにおける救済(抜粋)
プレーヤーの球が目的外のパッティンググリーン上にある場合、プレーヤーは球をあるがままの状態でプレーしてはならない。プレーヤーは、罰なしに救済を受けなければならない。違反の罰はストロークプレーでは2打。