2017年 日本シリーズJTカップ

暗さにも負けず 逆転タイトルかかる宮里優作が3打差8位

2017/11/30 18:14
夕闇が迫る中、1アンダー8位発進とした宮里優作

◇国内男子メジャー◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日(30日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

今季国内ツアー最終戦の初日は、気温も下がり、ときおり霧雨のぱらつくあいにくの天気。鉛色の空の下で、賞金王争いに挑む選手たちも苦しい初日となった。

賞金王の可能性がある4選手の中で最上位につけたのは、4バーディ、3ボギーの「69」で回って1アンダー8位とした宮里優作。「(折り返した)10番から(暗さで)あまり見えなくなってきた。最終ホールは(アドレスで)球との距離感も分からないくらい。打つのが怖かった」という状況だったが、名物ホールの最終パー3では、左手前のラフからピン上2m強につけたパットを沈めてパーセーブ。「腹をくくって、ちょっと強めに打った。逆に見えない方がいいかもしれない」と苦笑いで振り返った。

首位とは3打差で、逆転賞金王の最低条件である優勝にも十分に手が届く位置。この日は同組で回った小平智が4オーバー、チャン・キム(米国)が12オーバーと崩れ、流れに乗ることも難しかった。「きょうは組全体が重い雰囲気だったし、あすは切り替えてリズムよくやっていきたい」と、残り3日間に意欲を見せた。(東京都稲城市/今岡涼太)

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