2017年 カシオワールド

痛みがなければ問題ナシ 小平智が101位からベストスコアで予選通過

2017/11/24 17:57
小平智は巻き返して予選通過。賞金レーストップとしてさすがのプレー

◇国内男子◇カシオワールドオープン 2日目(24日)◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知)◇7315yd(パー72)

賞金ランキングトップの小平智が土俵際で驚異的な踏ん張りを見せた。初日は今季ワーストの「79」をたたいて7オーバー101位と沈んだが、この日は1イーグル5バーディ、2ボギーの「67」で回り、カットライン上の通算2オーバー54位タイで決勝ラウンドに進んだ。

ティショットを右サイドのバンカーに入れた前半2番(パー3)でボギーを先行させながら、小平はその後、猛チャージに成功した。前日に出た首への鈍痛を抑えるため、朝に痛み止めを服用。今はカラダの不安を払拭できれば、本来のパフォーマンスを発揮できる自信がある。7番(パー5)で左ラフから残り60ydの第3打をSWでカップインさせてイーグルを決めると、後半インでは4バーディ、1ボギー。15番からの2連続バーディは第2打をいずれもピンそば1m以内につけたものだった。

前週の「ダンロップフェニックス」は2日目に体調不良で途中棄権。同大会を除けば、今シーズは全試合で決勝ラウンドに進出してきた。「予選落ちが1年ない。(きょうは)それをモチベーションにしてやっていました。目標は(通算)3オーバーだったんですけど、2オーバーまで行けてよかった」と、川村昌弘と並ぶこの日のベストスコアに胸を張った。

約1717万円差で小平を追う賞金ランク2位・宮里優作はイーブンパーから「74」をたたいて、通算2オーバーで同組の小平と並ぶ結果に。この日はアイアンショットの距離感が合わず、スコアメークに苦労した。

「(小平に)並ばれちゃったよ。(2日目スタート時点で)7つもハンデをもらっていたのに。でもサトシが通ってくれて良かった。(予選落ちは)面白くない。『オレより前には行くなよ』と思っていた。追い越さないあたりがサスガだなと思う(笑)」と宮里。ふたりの同組対決は3日目、10番スタートの“裏街道”で再び繰り広げられる。(高知県芸西村/桂川洋一)

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