大相撲に興味あり?ケプカが昨年と同スコアで首位発進
◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日(16日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71)
昨年覇者のブルックス・ケプカが、1年前と同じ6アンダー「65」で初日を終えて、イ・サンヒ(韓国)と並ぶ首位発進。唯一のボギーは最終ホールの9番で、「だから(昨年と同じスコアにするために)最後はボギーにしたんだよ」と、にやりと笑った。
昨シーズン、米ツアーでの平均飛距離は311.1ydで7位だった。一方でフェアウェイキープ率は55.8%で154位。「きょうは少し1Wに不安定な部分があった。フェアウェイキープできないと、スコアにつながらない」と、この日50%だったフェアウェイキープ率をあす以降への改善点とした。
「基本的にはきょうのプレーには満足している。もし、ここをジョーダン・スピースがプレーして、パットが入れば7アンダーくらいいくかも知れないけど(フィールドが米ツアーの選手でも)間違いなくトップ5にいるレベルのプレーはできた」という。「このコースはトリッキーで、打ちどころを間違えると下りの速いパットが残ったりして攻められない。そういうところに気を付けながらやっていきたい」。
ケプカを初めて見た日本人選手たちは、口をそろえて丸太のように太い二の腕に舌を巻く。昨年の優勝副賞でゲットした宮崎牛は、自宅に5つある冷蔵庫の4つを占領している。「ベイヒルでゲストを呼んで振る舞ったり、いっぱい食べたけど、まだたくさん残っている。今年も優勝して持って帰りたいけど、どこに保管しようか心配だよ」。もし牛2頭分の肉を平らげたら、いったいどんな体になってしまうのだろう?
ラウンド終了後、練習場へと送り届けたメルセデスベンツの車内から、ケプカはなかなか下りてこようとしなかった。中を見てみると、小さな車載モニターで放送されている大相撲中継を食い入るように見詰めていた…。(宮崎県宮崎市/今岡涼太)