2017年 太平洋マスターズ

片山晋呉がプロアマ戦でアルバトロス「勝てば賞金王争いに」

2017/11/08 17:48
賞金王争いに名乗りを挙げるか?プロアマ戦でアルバトロスを達成した片山晋呉

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 事前情報(8日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7246yd(パー72)

開幕前日にビッグプレーが飛び出した。片山晋呉が3番(パー5)でアルバトロスを達成。「人生で3回目」という一打で、石田純一さんらと回ったプロアマ戦を盛り上げた。

富士山を右サイドに望むパー5。片山は5Wで第2打を放つと、グリーン周りで響いた歓声でアルバトロスを知った。

長いキャリアで初めて記録した2009年の「KBCオーガスタ」から数えて、プライベートラウンドも含めて3回目。「ホールインワンは2回しかないんだよね」という。一般的に、ホールインワンの出る確率は、中上級者のアマチュアで2000ラウンドに1回、プロで900ラウンドに1回。アルバトロスはホールインワンよりも数百倍難しいといわれている(三井住友海上・代理店ウェブサイトによる)。一般的な確率論が逆転しているのは、トッププロならではの事象かもしれない。

シーズン4試合を残して、賞金ランキングは6位。トップのチャン・キム(米国)とは約5430万円の差があるが、優勝賞金4000万円の試合が続くとあって賞金タイトルへの意欲は尽きない。御殿場では過去2回(2008&15年)優勝した経験があり、今年は“45(シンゴ)回目”の開催とあって、期すものもある。

「9月に入ってから良い感じで来ている。ここか、来週(ダンロップフェニックス)で勝てば、賞金王争いをする権利をもらえると思う。いまはそういう中にいることが幸せ」。通算5回のマネーキングが争いに割って入れば、最上位の選手にとって怖い存在に違いない。(静岡県御殿場市/桂川洋一)

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