「2位もビリも同じ」ホストプロの池田勇太は1差でV逸
2017/11/05 17:40
◇国内男子◇HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 最終日(5日)◇PGMゴルフリゾート沖縄 (沖縄)◇7005yd(パー71)
最終18番(パー5)。1mのバーディパットを外して思わず天を仰いだ。厳しい表情でホールアウトした池田勇太は5バーディ、1ボギーの「67」。通算5アンダーで首位と1打差の2位で終え「あれを入れないと話になんない。大事なバーディパットだった。2位もビリも同じ。哀れなパット。あれじゃ勝てない」と吐き捨てた。
前半で2つスコアを伸ばし、後半10番(パー5)からも連続バーディと、最終組のチャン・キム、ソン・ヨンハン(韓国)にプレッシャーをかけていたが「勝てたかもしれない試合を勝てない。情けない」と肩を落とした。結果的には後ろの最終組でプレーして優勝したキムが、18番をボギーとして1打差で終わっただけに悔やまれる。
それでもホストプロとして日本人トップとなり、最終日まで大会を盛り上げた。賞金1680万円も獲得し、賞金ランクも3位から2位に浮上。首位のキムに約1300万円差とした。
2位に3打差の首位からスタートしたソンは16番(パー3)でティショットをOB。トリプルボギーをたたいてトップから陥落した。「右からの風が強くてローボールを打とうと思ったが、ミスですね。ゴルフは18ホール終わるまでわからない。残念ですけど、これがゴルフ」と表情を曇らせた。昨年1月の「SMBCシンガポールオープン」(シンガポール)以来、2度目の優勝とはならなかった。(沖縄県恩納村/玉木充)