2017年 ダイヤモンドカップ

Oh!! 宮里優作の股で大事な道具が折れるハプニング

2017/09/20 17:15
練習ラウンド開始前に3Wのシャフトが折れるハプニングに見舞われた宮里優作。後ろでは担当者が折れたクラブを手に苦笑い

◇国内男子&アジア共同主管◇アジアパシフィック ダイヤモンドカップ 事前(20日)◇カレドニアン・ゴルフクラブ (千葉)◇7100yd(パー71)

賞金ランキング1位のチャン・キム(アメリカ)が、前週の韓国ツアー出場のため2試合連続の不在。260万円差の2位につける宮里優作はライバルの欠場に「ちょっと残念」とこぼしながらも、「アジアのトップ選手たちがたくさんいるので、ハイレベルな戦いになる」とフィールドの約4割を占める海外勢を迎え撃つ。

練習ラウンドのスタート直前には、1番ティグラウンドで思わぬハプニングに見舞われた。3Wを手に打順を待っていたところ、ショーン・ノリス(南アフリカ)が後ろから抱え上げるいたずらを仕掛けた。だが、下に降ろそうとした瞬間、垂直に立った状態の3Wが宮里の股下に入り込み、着地と同時に“パキン”という甲高い音が鳴った。3Wのシャフトが折れてしまったのだ。

損傷したのは昨年「全米オープン」から使用するピンゴルフの『Gフェアウェイウッド』(14.5度)。今季2勝の大会とも手にしていた信頼を寄せる1本だが、ラウンド後は足早に練習場へ移動し、折れたものと同スペックのグラファイトデザイン『ツアーAD BB』(長さ43インチ、硬さX)を挿し直したものを重点的にテストした。

トラックマンを後方に置いてスピン量の数値や球筋などをじっくり確認し、「問題ありませんでした」と安堵。「本人(ノリス)もわざとじゃない。いつも持ち上げてくるんですよ」と笑い、相手への気遣いも示していた。(千葉県横芝光町/塚田達也)

2017年 ダイヤモンドカップ