2017年 ANAオープン

体をいじめてリフレッシュ!?藤田寛之のプロ気質

2017/09/15 19:18
2日目「68」で5位に浮上した藤田寛之。48歳はシーズン後半に入っても元気いっぱいだ

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 2日目(15日)◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース (北海道)◇7063 yd(パー72)

18位から出た藤田寛之が6バーディ、2ボギーの「68」でプレーし、首位と3打差の通算6アンダー5位タイに浮上した。16ホールでグリーンを捕らえたパーオン率はこの日トップの88.89%を記録。「ショットとパットが上手くいった」と及第点をつける内容で、歴代優勝者(2012年)の48歳が首位争いに加わった。

オープンウィークの前週を利用して、オフの恒例としている静岡県の河口湖畔で行うトレーニング合宿を組んだ。ラウンドよりも肉体と体力強化をメインとし、陸上競技の練習を取り入れたカリキュラムを中心に行った。

「そういう動きをやっておかないと体が動かないし、可動域も広がらない。筋肉痛にもなりますよ。それくらいじゃないと(体が)強くなりませんから」。オフシーズンは2週に1回行うハードメニューを25年ほど前から続けており、40代後半になっても第一線でプレーするベテランの体力の礎になっている。ツアー期間中も空き週があれば河口湖へ足を運び、1カ月前にも同様の合宿で体をいじめ抜いた。

「自分にとってはトレーニング合宿がリフレッシュになる」という、すっかり身に沁みついたストイックなプロ気質。合宿を終えた直後は「体のキレや速さが出る」と話し、秋口を前に心身の充実ぶりをうかがわせた。(北海道北広島市/塚田達也)

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