2017年 ANAオープン

野菜中心の食生活に 今平周吾はゴルフも体調も上々!

2017/09/15 18:15
単独首位に浮上した今平周吾。2打リードで決勝ラウンドに折り返した

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 2日目(15日)◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース (北海道)◇7063 yd(パー72)

2位からスタートした今平周吾が5バーディ、1ボギーの「68」と伸ばし、通算9アンダーの単独首位に浮上。今季はツアー初優勝を挙げるなど賞金ランキング3位につける24歳が、後続に2打のリードを築いて決勝ラウンドへ折り返した。

「コースが狭いので曲げたくないのか、それほど振り切れていない」とショットに不満を漏らしながらも、要所で決めたパットが光った。警戒していた距離があるパー3の前半8番(230yd)では、ピン奥7mから下りのパットをジャストタッチで沈めてバーディ。17番(パー5)でもエッジから6mをパターで決めて5つ目とし、首位の座を確固たるものとした。

昨年のこの時期は「疲れて体調が良くなかった」と貧血の症状が頻発し、プレー中にめまいを起こすことが多かったという。病院で診察を受けても異常は見つからなかったが、そのころから意識的に野菜を多くとる食生活に切り替えた。

生野菜のサラダや野菜ジュースを欠かさず、好物のトマトはワイルドに丸かじり。栄養士はつけずに自己流で献立を決めているが、いまでは「けっこうスッキリしている」と貧血は収まり、シーズン後半に入っても体調は良好という。

賞金ランキング1位のチャン・キム(米国)との差は約2100万円。キムは今週不在で、今平が今週優勝(賞金2200万円)すれば、キムと2位の宮里優作を抜き去り一気にトップへ躍り出る可能性もある。「狙える位置にはいると思います」と、賞金タイトルへ言葉は熱を帯びてきた。(北海道北広島市/塚田達也)

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