国内男子ツアー

谷原秀人の欧州ツアー参戦が本格化「来年もヨーロッパで」

2017/09/13 18:45
国内ツアー今季5試合目に臨む谷原秀人。欧州ツアーへの思いを改めて言葉にした

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 事前(13日)◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース (北海道)◇7063 yd(パー72)

今季は海外ツアーに積極参戦中の谷原秀人が、国内ツアー5試合目に迎える。1月のアジアシリーズ2試合を除くと、日本では6月「日本ツアー選手権森ビル杯」(15位)、前週「ISPSハンダマッチプレー」(9位)に続いて3試合目となる。

欧州ツアーメンバーの谷原は、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の規定により国内年間義務試合数の3試合(アジアシリーズは含まれない)を今週でクリアする。現在の賞金ランクは41位で、2021年までの複数年シード(16年「日本プロ」優勝)とは別に、同ランク75位までで終えれば06年から続く賞金シードも継続できる。「(国内ツアーに)出られるなら出て盛り上げたい」と葛藤はあるが、今後も海外ツアーを中心に出場スケジュールを組み立てる意向だ。

今季欧州ツアーは11試合に出場。ポイントランクは16位の好位置につけており、100位までに付与される来季シードをほぼ手中に収めている。来季米国ツアーの出場権も視野に入れていたが、今週から3試合を残す米下部ツアーとの入れ替え戦(全4試合)には出場せず、「来年もヨーロッパでやりたい」と見据えた。

今季の欧州ツアーは、来週から数えて残り9試合。高額賞金に設定された「ロレックスシリーズ」4試合を含めてエントリー可能な試合には出場する見込みで、ツアー最終戦の「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」(11月16~19日)にはポイントランク60位までが進出できる。(北海道北広島市/塚田達也)