2017年 ISPSハンダマッチプレー

ホームコースの“お隣”で 池田勇太は4回戦突破

2017/09/07 18:07
池田勇太はバーディ合戦の末、ハン・ジュンゴンとのマッチを制した

◇国内男子◇ISPSハンダマッチプレー選手権 3回戦~決勝 2日目(7日)◇浜野ゴルフクラブ(千葉)◇7217yd(パー72)

シード選手として出場した池田勇太が準々決勝に進出した。3回戦で横尾要を破り、この日の4回戦ではハン・ジュンゴン(韓国)に2&1で勝利。「お互いに良いプレーをして6アンダー、5アンダーというくらいの戦いだった」と言葉に自信を込めて、ベスト8入りを果たした。

千葉在住の池田にとって、今週は数少ない“自宅通勤”の試合。早朝に愛車を走らせてコース入り。8月の「RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」以来の今季2勝目に向けて快走中だ。

しかし、勝手知ったるコースが多い地元とはいえ、会場の浜野ゴルフクラブはそのひとつではないそうだ。「こんなに高級なゴルフ場は来られなかったですからね」

池田が中学生当時、初めてメンバーになったのは当地から南に2km行った先の千葉国際カントリークラブだった。「当時のアマチュアの試合は、ゴルフ場のメンバーにならないと出られないものばかりだった。研修会や理事会が何度も話し合ってくれて、受け入れてくれたんです」と、ジュニアゴルファーがプレーするのに一苦労だった時代を振り返る。

だから浜野ゴルフクラブはホームコースの隣にあっても「子どもが来られるようなところじゃなかった」と敷居の高かった場所。トッププロに成長したからこそ、思う存分暴れ回れる。(千葉県市原市/桂川洋一)

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