小平智「早く一緒にトロフィーを」 愛妻の前で結婚後初V逃す
2017/09/03 17:37
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 最終日(3日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566yd(パー71)
8打差からの逆転劇まで、あと一歩だった。22位からスタートした小平智が7バーディ、ノーボギーの「65」でプレーし、首位に並ぶ通算3アンダーでホールアウト。リュー・ヒョヌ(韓国)、スンス・ハン(米国)との三つ巴のプレーオフまで持ち込んだが、1ホール目でパーセーブできず惜しくも今季1勝目はならなかった。
最終組の7組前から首位を追い詰める猛チャージは、2つ伸ばして迎えたサンデーバックナインに入って加速した。13番(パー3)で10m以上のバーディパットをねじこむと、14番、15番(パー5)、さらにティショットを1mに絡めた16番(パー3)と4連続バーディを奪取。持ち前の爆発力を発揮し、一気に首位争いへと飛び込んだ。
ツアーでは自身初となるプレーオフで早々に敗れたが、「初めて経験できて良かったし、どう戦っていけばいいのかをこれから勉強していきたい」と新たな課題を得たことを前向きにとらえていた。
最終日は今年3月に結婚した女子プロゴルファーの古閑美保が観戦。愛妻の前で結婚後の初優勝を遂げることができず、「早めに一緒に(優勝)トロフィーを持ちたいですね」と、悔しさを振り切るように次戦を見据えた。
なお、かねてから11月に開催される欧州ツアーのファイナルQT受験を切望していたが、申し込み期限を誤るエントリーミスがあり今年の挑戦は断念。それでも「アメリカ(米国PGAツアー)を探っていきたい」と話し、来季の海外ツアー挑戦へ変わらぬ意欲を示した。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)