2017年 フジサンケイクラシック

家族のサポート優先で“残り2戦”を電撃表明 宮里優作「藍ちゃんらしい」

2017/08/30 17:21
男子ツアー会場で妹・藍の引き際について言及した宮里優作

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 事前情報(30日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566yd(パー71)

今季限りでの引退を表明した宮里藍が30日、自身のブログで9月14日開幕の「エビアン選手権」(フランス・エビアンリゾートGC)を現役最後の試合にすると明かしたことについて、兄の宮里優作が言及。「引退発表をしてから、ずっと“どうしようかな?”みたいな感じだったけれど、ようやく決めたんだと思う。気持ちを整理できるところで終わりたかったんだと思います」と妹の心情を慮った。

引退会見の時点で妹・藍は、海外での出場については「エビアン選手権」と明かしたものの、自身のキャリア最終戦については明確に言及せず、以降の日本ツアー出場可能性が取りざたされていた。今回の決断に至った理由を『今は家族のサポートがとても重要でありまた自分でもそうしたいと思っています』とブログで綴ったことについて、優作は「藍ちゃんらしいですね」と頬を緩めた。

藍は今週開催の「キャンビア ポートランドクラシック」に出場し、1週間の休養を挟んで「エビアン選手権」に乗り込むため、ラストゲームまであと2試合。「(日本での出場断念は)難しいところではあったと思うけど、決めた以上はしっかりやってほしい。(現地に)行けないと思うけど、応援します」と、遠方の地で最後の戦いに臨む妹へ思いを巡らせた。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

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