2017年 ネスレマッチプレーレクサス杯

恒例の若手挑戦に「大変です」 大会ホストの片山晋呉は2回戦へ

2017/08/17 17:43
小鯛竜也(右)の挑戦を退けて2回戦進出を決めた片山晋呉

◇国内男子(ツアー外競技)◇ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯 初日(17日)◇恵庭CC(北海道)◇6903yd(パー72)

第1組からスタートした大会ホストの片山晋呉が、初出場の小鯛竜也に1UPで勝利した。最終18番ではピン奥から10mのバーディパットをねじ込んで接戦を制し、2年ぶりとなる2回戦進出を決めた。

例年、1回戦で勢いのある若手の挑戦を受けてきたホストプロ。「いつもすごい気合いでぶつかってくるので大変」という対決では、過去にも苦戦を強いられてきた。初年度の2014年は、当時ツアールーキーの大堀裕次郎に2Downで敗北。15年は浅地洋佑を1UPで退けたが、最終18番までもつれる厳しい戦いだった。

今年初戦も、活きのいい27歳とのマッチが組まれた。3週間前の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」で6位に入り、初のトップ10入りを決めた小鯛。前半4ホールまでに2UPとリードしながらも8番でイーブンに戻されて、以降は一進一退の展開に。その中でも、「一回もアップを許さなかった」と常に主導権を握り続け、しつこく食らいつく相手を振り切った。

若手への厚い“壁”になる存在として、「まだ、どかない感じは出てきている。それはそれで楽しみですよ」と不敵に笑った永久シードプレーヤー。続く2回戦は、同じ27歳でツアー通算4勝の小平智の挑戦を受ける。(北海道千歳市/塚田達也)

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