2017年 関西オープン

高校3年の“タイガー” 杉原大河が堂々8位で決勝へ

2017/05/19 19:31
24人が出場したアマチュアの中で、予選を突破した2人の1人。高校3年の杉原大河

◇国内男子◇関西オープンゴルフ選手権競技 2日目(19日)◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇7037yd(パー71)

総勢24人のアマチュアが出場している今大会。予選通過を果たした2人のうち、最上位に付けるのは、初日「73」、2日目「67」で通算2アンダー8位の杉原大河(17歳=生光学園高校3年)。フィールドに4人いる“タイガー(大河or泰果)”の1人であり、その中では唯一の予選通過者となった。

この日はスタートホールの10番で、2打目を2mに付けてバーディ発進。ティショット、2打目ともにイメージ通りで、「10番でバーディを獲れたのが大きかった」と、その後もトントン拍子でスコアを伸ばした。自身7度目のツアー出場で、初めての予選通過に「100点満点です」と笑顔が弾けた。

「グリーンが硬いし、いつもより高い弾道で止めることを意識した」という攻略法も奏功。これまでのツアー出場では「緊張して、キャディさんと話をすることもできなかった」というが、今週は年の近い大学生キャディとのラウンドもリラックスムードを生んでいる。

これまで、アマチュアとして数々のタイトルを獲得してきた。全国小学生ゴルフ大会、全国中学校ゴルフ選手権・夏季大会に加え、中学3年生時には世界ジュニアも制覇した。ハンデ3の父・剛毅さん(63歳)が付けたという“大河”という名前。ジュニアの試合に出場すれば、周りには多くの“タイガー”君がいる。「同じ名前の人に負けたくないというのはありますね」と、ライバル心を育む結果ともなっているようだ。

とはいえ、本家タイガー・ウッズのことは「あまり気にならないです。好きなのはジェイソン・デイ」という。「将来はギャラリーを魅せられるような、面白いプレーをするプロになりたい」と、初々しく抱負を語った。(京都府城陽市/今岡涼太)

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