芝目の強いグリーンに適応 市原弘大が暫定4位に浮上
2017/05/13 20:30
◇国内メジャー初戦◇日本プロ日清カップ 3日目(13日)◇かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)◇7217yd(パー72)
8位タイからスタートした市原弘大が、前半3番(パー3)でダブルボギーを先行しながらも、以降4バーディ(1ボギー)を奪うナイスカムバック。日没が迫る最終18番(パー5)をバーディで締めて「71」とし、通算4アンダーの暫定4位タイに浮上した。
スタート前から雷雲の接近と強い雨に見舞われ、定刻から4時間50分遅れの午後2時10分にティオフ。18番(パー5)の2打目地点へフェアウェイを歩く途中でサスペンデッドのホーンを聞いたが、刻々と視界が狭まる中でラウンド完結を目指した。2打目をピンまで80yd地点のフェアウェイに刻むと、3打目をピン左上3mにつけてバーディフィニッシュ。先に打った同組の山下和宏が、ほぼ同じラインだったことも助けになったという。
オフに痛めたという左手親指はテーピングが巻かれているが、「今もケアをしている割には、ショットの状態は悪くはない」とスイングに影響はないようだ。
芝目が強い沖縄特有のグリーンも、かつてアジアンツアーを主戦場にし、クセのある多くのグリーンに対処してきた経験が生きているという。2日目に23パットを記録したそのコツは、「芝に負けないよう、打ち急がずにゆっくり、しっかり打つこと。とくに逆目の上りは、ボールを押していくように打っている」とのことだ。(沖縄県名護市/塚田達也)