同級生・松山英樹の背中を追う副キャプテン 梅山知宏が4位発進
2017/05/11 20:00
◇国内メジャー初戦◇日本プロ日清カップ 初日(11日)◇かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)◇7217yd(パー72)
予選会を勝ち抜いて出場権を得た25歳の梅山知宏が1イーグル3バーディ、1ボギーの「68」とし、首位と4打差の4アンダー4位タイ発進を決めた。
ゴルフの名門・東北福祉大学のOBで、米国ツアーで活躍する松山英樹とは同級生。4年生時には松山がキャプテン、梅山が副キャプテンを務め、ともに中心選手としてチームを引っ張った。大学在学中の2013年末にプロ転向し、現在まで下部ツアーを主戦場にするシーズンが続くが、16年の今大会では自身初の決勝ラウンドに進み、25位タイで4日間を終えた。
169cmと小柄ながらガッシリとした体格。ショートゲームを強みとし、前半5番(パー5)ではガードバンカーからの3打目を直接カップにねじこみイーグルを奪った。後半11番では、グリーン右ラフからバンカー越えのロブショットで1.5mにつけてボギーを回避。「チャレンジツアーの日程を考慮すると、メジャー大会に出られるチャンスはここしかない。気合いを入れてきました」と、持ち味を生かして好スコアに結び付けた。
松山との連絡は「向こうが優勝したときぐらい」と、もっぱら梅山から祝福の言葉を贈るのみ。「向こうから連絡が来るくらいになるまで頑張らないといけないですね」。今は遠くに離れた、世界を舞台に戦う同級生の背中を追う。(沖縄県名護市/塚田達也)