藤本佳則&谷口徹は惜敗2位「あれを入れられたらしょうがない」
2017/04/30 17:46
◇国内男子◇中日クラウンズ 最終日(30日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)6545yd(パー70)
最終ラウンドで「67」をマークした藤本佳則、「68」の谷口徹は、通算12アンダーで宮里優作に1打及ばず2位に終わった。ともに最終組のひとつ前でプレーし、終盤に首位タイに並んだが、勝負を決めた宮里の最終18番でのバーディパットを讃えた。
2打差を追った藤本は14番で初めてのボギーを叩いた直後、15番(パー5)で1.5mのチャンスを活かしてこの日4つ目のバーディ。トップタイに浮上したが、ホールアウト後、プレーオフに備えていたグリーン脇で宮里のウィニングパットを目にし「勝ちたかった…もうちょっとでした。最後、優作さんにあれを入れられたらしょうがない」と苦笑い。4日間安定して60台をマークしたが、2013年シーズン以来となるツアー3勝目はならず「正直、勝てなかったら(好スコアも)意味がないです。次は勝ちたい」と唇をかんだ。
2012年「ブリヂストンオープン」以来の勝利を3位から狙った谷口は、最終18番で手前から7mのスライスラインを読み切ってバーディフィニッシュ。力強いガッツポーズを作ってプレーオフ突入を待った。「16番でボードを見て『まだチャンスがある』と思ったけれど、16、17番でバーディパットを外したのがもったいない」と、ため息。
それでも「ちょっと明るい材料はある」と49歳。「自分の中で100点ではないけれど、合格点は付けられる。優勝争いでは、体ひとつひとつのパーツのコントロールが難しくなるが、久々でもそれなりにできたと思う」。節目のツアー通算20勝目へ闘志を再点火させた。(愛知県東郷町/桂川洋一)