2017年 東建ホームメイトカップ

サンデーチャージの藤本佳則は2打及ばず 国内初戦でショットに切れ

2017/04/16 16:56
藤本佳則は惜しくも2位。ショットの好感触を手に国内初戦を終えた

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 最終日(16日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)

5打差を追ってスタートした藤本佳則が6バーディ、ノーボギーで、この日のベストスコア「65」をマーク。一時はリャン・ウェンチョン(中国)を抜いて2打のリードを築いたが、サンデーバックナインに再逆転を許し、優勝スコアに2打届かない通算14アンダーの2位で終えた。

「4日間、基本的にショットがすごく良かった。(ショットに関しては)何もいうことはありません」。オフに阿河徹コーチとスイング改良に取り組み、手応えをつかんで乗り込んだ。「バックスイングがオーバー(大きく)になっていたので、コンパクトにしただけ。小さなチェンジです」と、修正点はシンプルだ。

コンパクトなスイングに合わせてクラブにも調整を施し、1Wのシャフトは0.75インチ短くして44.5インチに設定。3Wも42.5インチから42インチとし、ロングゲームの安定性も増した。「思った感覚で打てるショットが多くなった」と、不安なくクラブを振り抜けている。

この日も、グリーンを外したのはわずか2回。4日間通算のパーオン率は全体4位(79.17%)、ボギー4つに抑えたパーキープ率は1位(95.83%)だった。首位で折り返した後半はパットが入らず2位に甘んじたが、「練習をしていい成績が出た。成績が一番の自信になる」と目を細めた。

「良い(国内)開幕だったし、こういうゴルフで優勝争いを多くしないと勝てない」。ショットの好感触を継続できれば、4シーズンぶりの通算3勝目も見えてくる。(三重県桑名市/塚田達也)

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