43歳でクラブ契約フリー 初V目指す山下和宏の気概
2017/04/16 18:27
◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 最終日(16日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)
今季からクラブ契約をフリーにした山下和宏が、国内初戦を通算7アンダーの23位タイでフィニッシュ。最終18番は2打目を池に入れてダブルボギーとして順位を下げたが、終盤までトップ10を争うプレー内容に「ショットも良くなったし、いい感じで本格的なシーズンに入れて良かった」と笑顔を向けた。
昨年まで契約していたダンロップとの関係は、プロ転向後の1998年から18年間に渡ったが、「他社のクラブも使ってみたい」と今年1月に離別を決意。「裏切るようで勇気がいった」というが、「変わらないといけない」との気概が、ツアー未勝利が続く43歳の背中を後押しした。
アイアンとウェッジ、ボールは引き続きダンロップ製を使うが、1WはテーラーメイドのM2 ドライバー(2016年)、2本のフェアウェイウッドは同社のM2 フェアウェイウッドを使用。ユーティリティはタイトリストのものを入れた14本の構成としている。
ウェアも今年からマンシングウェアと契約し、「心機一転で頑張ります!」と表情は明るい。リニューアルした今季に目指すものはもちろん、惜しくも逃し続けてきたツアー初タイトルだ。(三重県桑名市/塚田達也)