ポジティブ思考で世界を渡り歩く 川村昌弘が4位に浮上
2017/01/27 21:19
◇国内男子&アジア共同主管◇レオパレス21ミャンマーオープン 2日目(27日)◇パンラインGC(ミャンマー)◇7103yd(パー71)
“旅人ゴルファー”川村昌弘が、大会2日目に7バーディ、1ボギーの6アンダー「65」をマークして、通算6アンダーの4位に浮上。 マイペースな振る舞いとは対照的に「良かったです。久しぶりに予選を通りましたから」と、無邪気に喜んだ。
ペアリングにも恵まれた。この日、同組となった宮里優作がノーボギーの7アンダー「64」で組を牽引した。「優作さんの調子がいいから、カットラインとかを気にせずにバーディの取り合いを楽しめた」。直近8試合で予選通過はわずかに2回。「あまり(カットラインを)気にするタイプじゃなかった」というが、「今週落ちていたら、深刻に考えていたかもしれなかった」と安堵した。
今年は、2014年に続いて欧州ツアーメンバーに登録している。2週間後からはマレーシア(欧州・アジア共催)、オーストラリア(同)、南アフリカ(欧州/2週間)、インド(欧州・アジア共催)と、欧州ツアーの賞金ランキング対象試合に出場予定。「いろんな国に行ってゴルフがしたい」という川村にとって、欧州ツアーのシード権は新たな扉を開く鍵。メンバーとなった今年は、コツコツと獲得賞金を積み上げていくことで、その夢に近づいていく。
「その前にミャンマーで通れて良かった。もともと、そこ(カットライン)を意識するタイプじゃない。目の前にリーダーがいると思って、ポジティブ思考で頑張りたい」。心地よいアジアの風が、川村の背中を押した。(ミャンマー・ヤンゴン/今岡涼太)