「心の整理はできている」宮里優作、36ホールノーボギーで首位浮上
2017/01/27 20:56
◇国内男子&アジア共同主管◇レオパレス21ミャンマーオープン 2日目(27日)◇パンラインGC(ミャンマー)◇7103yd(パー71)
今大会が始まってボギーなし。36ホールで初日4つ、2日目7つのバーディを奪った宮里優作が、通算11アンダーとして単独首位で決勝ラウンドへ進出した。
前週のシンガポールは予選落ちに終わったが、それも練習ラウンドをできずにぶっつけ本番で臨んだからだ。直前にハワイで行われた「ソニーオープンinハワイ」に出場し、いったん日本を経由してシンガポールに入ったのが水曜朝。しかし、午後から雷雨に見舞われて計画は頓挫した。
「今回はしっかり準備ができたので」と、今週は開幕前に2ラウンドをこなしたが、「うまく行き過ぎですね」と本人も照れ笑う。「ティショットがまだコントロールできていないけど、今週はパットがいい。グリーンが合っているのか、イメージ通りにタッチが出る。ストレスフリーでリズム良く回れている」。
最終18番(パー5)は奧から15mのイーグルパット。「(観客席で)青木(功)さんが見ていたので緊張した…」というパットを1mに寄せて、バーディフィニッシュに笑顔を見せた。
選手会長1年目として迎えた昨シーズンは未勝利に終わった。「意識し過ぎて空回りしていた部分もあった」と振り返る。「いまは逆に落ち着きました。終わったあとに喜ぶし、終わったあとに反省する。去年より心の整理は出来ています」。
トップでの予選通過は、2014年の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」以来のこと。いまは2シーズンぶりの勝利のことは頭の片隅に追いやって、「20アンダーくらいだと思う」という予想優勝スコアを目指して突き進む。(ミャンマー・ヤンゴン/今岡涼太)