前週は一晩中点滴 丸山大輔が省エネ調整で上位
2017/01/20 21:34
◇国内男子◇SMBCシンガポールオープン 2日目(20日)◇セントーサGCセラポンC(シンガポール)◇7398yd(パー71)
第1ラウンドを2アンダーで終えた丸山大輔が、第2ラウンドも5バーディ、2ボギーの「68」とスコアを伸ばして通算5アンダーの暫定6位タイ。上位を狙える好位置で決勝ラウンドへと駒を進めた。
最終9番で20mのバーディパットを打ち終えたあと、日没を告げるホーンが鳴った。残されたのは「1mちょっと」のパーパット。「外れるとは思わなかった」というが、これが入らずボギーフィニッシュ。「結果だけ考えたら、あすの方が良かったかも」と、暗闇が迫り来るグリーン上での1打を悔いた。
前週は、タイでアジアンツアーのファイナルQTを戦っていたが、最終日を前に棄権した。「3日目の晩に部屋に帰ったら、寒いし震えが止まらなくなって。病院に行って一晩中点滴を打っていた」と、熱中症と脱水症状がその原因。今週は月曜、火曜とハーフずつのラウンド。水曜は練習だけの省エネ調整で臨んでいる。
昨季は賞金ランキング86位でシード喪失。チャレンジツアー賞金ランキング2位の資格で、今週はウェイティングからギリギリ出場権が巡ってきた。「去年、カシオワールドオープンで予選落ちをしてすごく悔しかった。次の日からトレーニングを始めて、12月はずっとトレーニングとゴルフ。前半から良い成績を残すと、有利にシーズンを戦える」と、リランキングを見据え、出場が決まっている今週と来週でできるだけ稼ぐことが目標だ。
「体調はもう大丈夫…のはず」。ここまで来たら、多少のことは気力でカバーしてみせる。(シンガポール・セントーサ/今岡涼太)