2017年 SMBCシンガポールオープン

賞金王・池田勇太は「刺激的な組み合わせ」で今季初戦

2017/01/18 16:57
リラックスした表情でプロアマ戦を行った賞金王・池田勇太

◇国内男子◇SMBCシンガポールオープン 事前情報◇セントーサGCセラポンC(シンガポール)◇7398yd(パー71)

賞金王として迎える今季初戦に、豪華なペアリングが用意された。予選2日間、池田勇太と同組になったのは、大会最多の3勝を誇るアダム・スコット(オーストラリア)と、ディフェンディングチャンピオンのソン・ヨンハン(韓国)。「刺激的な組み合わせ。まだまだ準備不足な部分はあるけれど、今の最大限を出し切ってしっかりと戦いたい」と、日本ツアーの“顔”は表情を引き締めた。

30度を超す蒸し暑さの中、月曜日とプロアマ戦が行われた水曜日に18ホールずつをラウンドした。「熱いのは得意なので」と、酷暑にもケロッとしたもの。今週1Wは新しくキャロウェイゴルフの「GBB エピック サブゼロ」を投入する予定で、「それなりに納得いく形で、順調に来ているのかな」と、ここまでの仕上がりは及第とした。

今年4月には、6年ぶりの大舞台「マスターズ」が控えている。とはいえ、ここまでの調整は例年と変わらない。昨年から始めたトレーニング合宿は、年始の10日間に加え、今週からのアジア2連戦後には、再びみっちりと取り組む予定だ。「飛距離の違いもあるけれど、一年を通して大きなケガなく、優勝争いに絡む戦いができるようになったことが大きい」と、確かな結果がトレーニングへのモチベーションも高めている。

「目標は毎年言っているけど、最多勝と賞金王。でも今は、それよりもまず4月のマスターズにピークを持っていくこと」。アザレアの咲き乱れる憧れの舞台へ向け、賞金王の第一歩がスタートする。(シンガポール・セントーサ/今岡涼太)

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