2016年 ゴルフ日本シリーズJTカップ

会心イーグルで上位キープも池田勇太「距離感が合わない」

2016/12/02 19:10
池田勇太は6番(パー5)で10mを捻じ込みイーグル!力強いガッツポーズを作った

◇国内男子メジャー◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目(2日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

初の賞金王に向けてランク1位で最終戦をプレーする池田勇太は、7位タイから出た2日目を1イーグル4バーディ、3ボギーの「67」。通算5アンダーで首位とは4打差に開いたが、8位に留まって後半戦へと折り返した。

約3000万円差のランク2位で追う谷原秀人は、通算7アンダーの4位タイと上のポジション。例え谷原が優勝しても、池田は単独3位以上(2位タイの場合は3人以内)に入れば自力での逃げ切りが可能だ。

「きのうと一緒ですね。ナイスショットを打っても距離感が合わない」とホールアウト後は不満を募らせたが、前半6番(パー5)では会心のイーグルで首位に迫った。フェアウェイから残り240ydを、4Iでピン手前10mに2オン成功。イーグルパットは読み通りのラインを辿り、「入る前から“入った”という感じだった」とボールがカップに消える直前から右腕でガッツポーズを作った。

「そこから良い流れで行けると思った」という矢先、急に距離感が乱れだしたアイアンがブレーキをかける。8番(パー3)では1打目をグリーン左奥のラフに打ち込み、アプローチを寄せきれずに2つ目のボギー。「風なのか何なのか、僕にもイマイチ分からない」と、真っ直ぐ前を見つめたまま首をひねった。

中盤以降は伸び悩んだとはいえ、今週初のイーグルも効いてトップ10圏内で迎える後半戦。「悪い内容のゴルフではない。きょうのことは忘れて、あしたは流れをしっかり作りたい」。プロ9年目での栄冠に向けて、ムービングデーこそ主役の座を奪い取る。(東京都稲城市/塚田達也)

2016年 ゴルフ日本シリーズJTカップ