パー4を3Wで1オン成功!B.ケプカのパワー炸裂
2016/11/17 18:37
◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日(17 日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71)
世界屈指の大砲が、日本ツアーデビュー戦で早くも火を噴いた。世界ランク21位のブルックス・ケプカ(米国)が、前半13番(332yd)で1オンに成功するなど1イーグル、4バーディの6アンダー「65」とし、首位と1打差の3位で滑り出した。
185センチ、82キロの恵まれた体格から生み出すド迫力のショット。当時欧州ツアーでプレーしていた2013年には平均飛距離318.2ydをマークし、並み居るパワーヒッターたちを抑えて1位を記録した。キャリアにおいても、着々とエリート街道を歩んでいる。15年から加わった米国PGAツアーでは、同年2月の「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」で初優勝。今年9月には、2年に1度の欧米対抗戦「ライダーカップ」にも初出場を果たした。
この日のハイライトは、何といっても左ドッグレッグの13番だ。出場84人中ただ一人1オンに成功し、2パットのバーディを奪取した。手にしていたのは3Wだったというから驚きだ。後半7番のパー5(521yd)では、1Wのティショットを残り209yd地点まで運び、6Iでピンそば1mにつけるスーパーショット。悠々のイーグルとして首位に迫った。
開幕前日の会見では飛距離についての質問が集中したが、「僕はパットがうまいことも知ってほしい」とオールラウンダーとしての自負をチラリ。この日は28パットの数字に「ラインとタッチが合わなかった」と不満をのぞかせ、「決まっていれば9アンダーか10アンダーは出ていた」と豪語した。(宮崎県宮崎市/塚田達也)