片山晋呉 トリから生まれた“初経験”に吉兆の予感?
2016/10/29 18:37
◇国内男子◇マイナビABC選手権 3日目(29日)◇ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7217yd(パー72)
ムービングデーの3日目を最終組で回った片山晋呉。2番のティショットをOBとしてトリプルボギー「7」を叩きながらも、その後に4バーディ、2ボギーで巻き返して「73」。1つスコアを落としながらも通算8アンダーは首位と2打差の2位として、「我慢というか、最高でしょう」とうなずいた。
2番で1Wショットを左に曲げたOBも、原因は明確だった。「(寒くなったから)初めてセーターを着て打ったんですよ。練習場でも打たなかったんだけど…」。すぐにセーターを脱いで打ち直した3打目は右ラフに行ったが、きのうまでの手応えがそこにあった。
「(原因は)セーターだと分かったので。立て直すことができた。バタバタと行かなかったし、良い方向にいるのは間違いない」と、逆に自信を深める1日となったようだ。
口火を切った片山に続き、この日は最終組で回ったチョ・ビョンミン(韓国)、小田龍一がそろってスコアカードに「7」を並べた。小田は9番、チョは11番でトリプルボギー。「土曜日の最終組で“7”が3人なんて初めてですよ。確変ですね!」と、パチンコやパチスロで大当たりとされる“777”(スリーセブン)は、あしたに向けた吉兆か。「あとは逆転するのが一番。できると思ってやります」と鼻息も荒い。
ところで、きのう募集を呼びかけた自身が経営する和食店『尾崎幸隆』に、すでに2人から連絡があったという。「でも、日曜夜は配膳をしないと。人がいないんでね。月曜日のランチも(配膳の仕事が)入っているんですよね」。もし、その場で祝勝会ということになれば、祝ってもらう主役が配膳を行うことになるかも・・・。(兵庫県加東市/今岡涼太)