東北福祉大3年の比嘉一貴 監督の反対を押し切り4位発進
2016/10/20 19:37
◇国内男子◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 初日(20日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇7119yd(パー71)
前週の「日本オープン」でローアマタイトル(14位タイ)を獲得した比嘉一貴(21=東北福祉大3年)が7バーディ、1ボギーの6アンダー「65」をマーク。最終組のスタートから後半インに4バーディを奪ってリーダーボードを駆け上がり、首位と3打差の4位タイ発進とした。
当初は「今週の出場予定はなかった」と言うが、メジャー明けの月曜日(17日)に急きょ推薦出場のオファーが舞い込んだ。比嘉は9月後半以降、「世界アマ」(9月21日~/メキシコ)、2週間前の「アジアパシフィックアマチュア選手権」(10月6日~/韓国)と海外転戦が続くハードスケジュール。同大ゴルフ部の阿部靖彦監督からは休養を勧められていたが、ツアー出場への思いが21歳の背中を後押しした。
「今は良い状態で来られているし、松山(英樹)さんのようにアマチュアで優勝したい気持ちもある。監督に無理を言って、出ることになりました」。
「先週に比べてティショットのプレッシャーが半分以下で、ラクに打つことができた。ピンチもそんなになかった」と、危なげないプレーで18ホールを上位で完走。パーオン率83.33%(18ホール中16ホールで成功)は全体2位を記録し、前週から続く好調な流れを狙い通りのビッグスコアにつなげてみせた。(千葉市緑区/塚田達也)