「ずっと背中に問題」デシャンボーが無念の棄権
◇国内男子◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 初日(20日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇7119yd(パー71)
独自のゴルフ理論でエリート街道を突っ走ってきた23歳にとって、悪夢の日本ツアーデビュー戦となった。10番からスタートしたブライソン・デシャンボーが、後半2番終了後に背筋痛のため途中棄権。「ベストなゴルフができなくて残念。ファンのみなさんをガッカリさせて申し訳ない」と肩を落とし、開幕前から大きな注目を集めてきたホストプロが思わぬ形で姿を消した。
「ずっと背中には問題があった」と、これまで背中に違和感を抱えていたことを明かしたデシャンボー。ローアマタイトルを獲得した4月「マスターズ」(21位タイ)でも、実は同じ症状が出かけていたという。
この日も「目覚めて(背中に)何かあるかな」と感じながらのティオフだった。前半からティショットが左右に散り、イン9ホールを終えた時点で2オーバー。棄権への引き金になったのは、折り返し直後の1番ティショットだった。「ドライバーが右に行って背中に痛みを感じた」と右のOBゾーンに打ち込み、6オン2パットの「8打」で下位に沈む。続く2番もボギーとし、3番の1打目を打ったところで棄権した。
Sad to have withdrawn from the @bridgestonegolf Open due to a back injury. Thank you Japan #beback #bridgestoneopen #japan #japangolftour
— Bryson DeChambeau (@b_dechambeau) 2016年10月20日
「いつもは実際にプレーしても大丈夫だったけど、今日はアクシデントとしか言いようがない。こんなことになってフラストレーションもたまるけれど、ぜひまた戻って来たいです」
クラブハウス前の玄関で行われた取材対応を終えると、背中をかばうようにゆっくりと車に乗り込んでコースを後に。ルーキーとして戦う米国ツアーは、2週間後の「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」で今季2試合目の出場を予定している。(千葉市緑区/塚田達也)