2016年 日本オープン

FWキープ3ホール…アダム・スコットは狭山のラフに散る

2016/10/14 19:08
松山英樹、石川遼の2人を連れてきてくれたアダム・スコットだが…無念の予選落ちに肩を落とした

◇国内男子メジャー第3戦◇日本オープンゴルフ選手権競技 2日目(14日)◇狭山ゴルフ・クラブ(埼玉)◇7208yd(パー70)◇ 3年連続3度目の出場を果たしたアダム・スコット(オーストラリア)は、初日「76」、2日目「74」の通算10オーバー。カットラインに3打届かず、無念の予選落ちとなった。

初日はグリーン上で苦しんだが、この日はスタートホールの10番で10mのバーディパットがカップに沈み、両手を広げて天を仰ぐ派手なポーズで幕を開けた。13番ではグリーン奧のバンカーから2打目を直接沈めてイーグル奪取。4ホールで3つスコアを伸ばしたが、その後が続かなかった。

17番(パー5)はラフを渡り歩いて4オン3パットのダブルボギー。折り返した1番からは、3連続ボギーとした。

「出だしは非常に良かったけど、残念ながら今日はラフに入れてばかりで、ほとんどそこから出すことだけに終始していた。このコースではそれが命取りになってしまう」。この日は21.43%(3/14)まで落ち込んだフェアウェイキープ率の低さを嘆いた。

同組で回った石川遼が「7番ではアダムもすごく良いティショットを打ったけど、跳ねて深いラフに入っていた」と振り返ったように、ナイスショットが報われない場面が多かったことも確かだった。

「週末にプレーできなくてがっかりだけど、是非また来年、優勝するために戻って来られれば嬉しい」と言い残し、会場をあとにした。石川、松山英樹とともにプレーし、大ギャラリーを会場に呼んだ今回の出場。大きな貢献に日本ゴルフ界からは感謝の言葉が尽きないが、甘えてばかりではいられない。(埼玉県入間市/今岡涼太)

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