2016年 ホンマ・ツアーワールド・カップ

前週Vの片岡大育、ヒロイン誕生に話題さらわれるもスマイル

2016/10/05 17:28
前週Vの片岡大育、プロアマ中も笑顔は絶えなかった

◇国内男子◇HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 事前情報(5日)◇石岡ゴルフ倶楽部(茨城)◇7071yd(パー71)

前週の「トップ杯東海クラシック」で優勝した片岡大育が会場入り。「初優勝よりも多かったかも」というほどお祝いのメールや電話が殺到し、疎遠になっていた学生時代の友人・知人らからのメッセージに「ずっと応援してくれていたんだな」と感慨を噛みしめたツアー2勝目を振り返った。

同週開催だった国内女子メジャー「日本女子オープン」で17歳アマチュアの新ヒロインが誕生し、同じゴルフ界の話題でも世間の注目は圧倒的にそちらに集まった。「宇宙人みたいなのがまた出てきたな」と片岡もすぐに情報はキャッチしていたという。自身が高校時代にプロのトーナメントに出場した時を思い出して、ただただ感服し、「(話題をさらわれた?)いやいや全然」と笑顔。「自分の優勝が本当にうれしすぎて」と、何にも代えがたい喜びを共有できるキャディ、コーチとじんわり余韻に浸っていたという。

本来はお酒も大好きだが、シーズン中の体調管理のために断っており、祝杯はノンアルコールビールであげた。今季最終戦となる「ゴルフ日本シリーズJTカップ」まで今週を含め残り9戦。「残る試合も頑張りたい」という気持ちから、シーズンが終わる12月までは禁酒を続けるつもりだ。

「もう1勝、2勝と獲りたい。勝ちにこだわりたい」というのが次の目標。調子も良く、鼻息は荒いが、心は落ちついている。「三好(前週)の決勝ラウンドはミスしても慌てることはなかった。それがすごく良かった。落ち着いて静かな気持ちで…」。今週も、自分の心と向き合い、自分のプレーに集中する。(茨城県小美玉市/糸井順子)

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