ゴルフ部なくて野球グリップ?違います…東福岡高17歳が4位浮上
2016/08/26 20:16
福岡県の芥屋GCで開催中の「RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」2日目、地元の17歳高校生が首位争いに飛び込んだ。40位から出たアマチュアの清水大成(東福岡高3年)が6バーディとし、この日のベストスコア「66」をマーク。首位と2打差の通算8アンダー4位タイで決勝ラウンドに駒を進めた。
清水は7月に当地で行われたジュニア競技で2位に入り、今大会の出場権を獲得。プロツアーの出場は、2015年の「日本オープン」(予選落ち)に続いて2試合目となる。
7月「ダンロップ・スリクソン福島オープン」でツアー初優勝を飾った時松隆光と同じコーチに師事しており、パターを除くグリップの握りも時松と同じベースボールグリップ。野球のバットを持つように握る変則グリップに最初は戸惑ったというが、「両手が使えるぶん距離が出る」と、今や1Wで290ydを誇る飛距離の礎になっている。
在学中の東福岡高はサッカーやラグビーの強豪校として知られるが、ゴルフ部はない。あえて選んだ理由は「部でやるよりも、1人でやるほうが集中できるかなと思って。みんなでやると、少しふざけちゃうかもしれないし…」。幼さが残る表情ではにかみながらも、ゴルフに真摯に向き合う姿勢をのぞかせた。(福岡県糸島市/塚田達也)