2016年 ネスレマッチプレーレクサス杯

「ネスレマッチプレーレクサス杯」次なる施策は? シニア枠の導入を示唆

2016/07/31 19:27
シニア枠導入の可能性を示唆したネスレ日本の高岡浩三・大会会長(中央)と、大会をサポートする丸山茂樹(左)、片山晋呉(右)

北海道の恵庭カントリー倶楽部で開催された国内男子のツアー外競技「ネスレマッチプレーレクサス杯」が31日に閉幕。計5マッチを勝ち抜いた時松隆光が今年度のマッチプレー王者に輝き、国内では破格となる優勝賞金1億円を手にした。

3回目の開催となった今年度は、優勝賞金を前年比3000万円増の1億円に乗せて話題を呼んだほか、日本プロゴルフ協会(PGA)が主管に入り、13年ぶりの復活となる「日本プロゴルフマッチプレー選手権」としてリニューアル。さらに、敗退選手が翌日に別コース(今年はザ・ノースカントリークラブ)で行うプロアマ戦を前年より1回増やして土・日の両日で実施し、開幕前日と合わせて3回のプロアマ戦を行った。

大会会長を務めるネスレ日本の高岡浩三社長は、「協賛スポンサーさんに満足していただき、プロにも賞金で満足してもらう。お互いがウィンウィンになる関係が、3年目にしてほぼ完成したと思っています」とうなずき、プロアマ戦を軸に築き上げてきたビジネスモデルに強い自負を示した。

来年以降に向けては、すでに好評を得ている新施策なども含めて、改めて効果を検証し、大会の方向付けに反映することになる。

高岡社長は、「シニアの方にも“海外”という文字がついてくることが、これからのゴルフ界の発展につながると思う。まだ決定事項ではないですが、それに向けて取り組んでいきたいと思います」と、国内最高額の1億円レースにシニア枠を加える可能性を示唆した。(北海道恵庭市/塚田達也)

2016年 ネスレマッチプレーレクサス杯