2016年 日本プロ選手権 日清カップ

石川遼の新スイング 父・勝美氏はどう見たか?

2016/07/08 19:10
ラウンド中に、スイングの確認をする石川遼

北の大地で5カ月ぶりにツアー復帰を果たした石川遼を、ロープ外から見守った父・石川勝美氏。誰よりも石川のスイングを知る父親の目に、新スイングはどう映ったのだろう?

石川本人は大会前に「(スイングを)一新しないといけないと思った」と、深刻な腰痛を受けて取り組み始めた今回のスイング改造を説明したが、父の勝美氏は「これまで積み上げてきたものを捨てるようなら、選手としておしまいですよ」と、その方向性に疑問を投げかけた。

「たとえば、(プロ野球の)大谷翔平がオーバースローの調子が悪いから、アンダースローに変えるようなもの。もしくは、左手で投げるようなもの。もしかしたら、150キロは出るかも知れないけど、160キロは出ないでしょう。そういうことが通用するレベルの世界じゃないですよ」

石川の新スイングは、腰の負担軽減を目的に、アイアンからドライバーまで同じイメージを目指している。通算12オーバー、127位での予選落ち。まだ道半ばのスイング改造だが、現状は、父が知る“石川遼のスイング”とは随分イメージが違うようだ。(北海道安平町/今岡涼太)

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