2016年 ISPSハンダグローバルカップ

最難関パー4で10打 前年覇者の武藤俊憲は大きく出遅れ

2016/06/23 20:09
7番のティショットで2発のOB。「10打」の大たたきとした武藤俊憲

ディフェンディングチャンピオンが、最難関ホールの大たたきで出遅れた。石川県の朱鷺の台CCで23日に開幕した国内男子ツアー「ISPSハンダグローバルカップ」初日。武藤俊憲が前半7番のパー4で「10打」を叩くなど「73」(パー71)、2オーバーの119位とし、大会連覇に早くも黄色信号が灯った。

緩やかに左ドッグする7番は479ydと距離がある上に左右がOBで、この日の平均ストローク「4.473」を記録した最難関ホール。「(ホール幅は)狭いし、風も右から吹いていた。ちょっと迷ったのはある」という1打目は「完全にいっちゃった」と左へOB。ツアーでも有数のショット巧者らしからぬ、大たたきの始まりだった。

打ち直しの3打目も左に曲がり、木に当たる不運も重なって再びOBゾーンへ。5打目も左の林に入れ、6打目はフェアウェイに出すだけ。7打目もミスしてグリーン手前のバンカーに入れ、8オン2パットとした。

折り返し後の10番、12番もボギーとしたが、14番からの5ホールで4バーディを奪い返す意地のカムバックも。借金完済とまではいかなかったが「良い上がりはできたし、バタバタしたのはあの1ホールだけ。あした頑張るだけです」と、挽回を誓った。(石川県羽咋市/塚田達也)

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