2016年 日本ツアー選手権森ビル杯

トッププロってやっぱりすごい!?川村昌弘、人生初のパー4「10打」

2016/06/04 19:15
右腕の痛みに悩まされながら川村昌弘は決勝ラウンドを戦っている

茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで行われている国内男子ツアー「日本ツアー選手権 森ビル杯」3日目。川村昌弘が不名誉な初体験を味わった。後半17番パー4で「10打」を叩き、通算14オーバーの63位タイに沈んだ。

2週前に痛めた右前腕には黒いサポーターが巻かれている。この影響で、ショットの種類を限定された。7位で入った2日目に「77」で後退し、このムービングデーは14番までに3打落としていた。

迎えた最難関の17番。1Wショットが左からの風にもあおられて、右サイドのOBゾーンに2度飛び込んだ。またも右へ飛んだ“3度目”の第5打は、ぎりぎりセーフ。6打目でフェアウェイに出し、池越えの7打目を打つときには思わず「これ、入れてトリプルボギー…」とつぶやいた。結局8オン2パット。1ホールで6打後退した。

最終18番で「もう入れてやろう思った」という7Iでの2打目をピンそば30cmにつけてバーディフィニッシュとし、「79」で終えたが「(1ホールで)2ケタを打つなんて初めてです…」と苦笑いした。

ただ川村はこうも言った。「(10打は)ツアーで、じゃなくて、人生で初めて。記憶にないです」。ゴルフを始めたのは5歳のとき。ジュニア時代はナショナルチームの常連で、エリート選手の部類に入る。とはいえ、子どもの頃から1ホールで10打以上を叩いたことがない…?アマチュアと比較しては失礼だが、トッププロはなるべくして、なるものなのかもしれない。(茨城県笠間市/桂川洋一)

2016年 日本ツアー選手権森ビル杯