2016年 東建ホームメイトカップ

20代選手が躍動の初日!5位発進・塩見好輝はアイドル候補生!?

2016/04/14 18:32
女性を中心に高感度上昇中の塩見好輝。今季は初勝利を狙う

三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋で開幕した国内男子ツアー「東建ホームメイトカップ」初日。5位タイまでの上位11人のうち7人が20代と、若さあふれるリーダーボードができ上がった。4アンダー5位で滑り出したのは、プロ4年目の塩見好輝。名門ゴルフ部出身の、ツアーの“アイドル候補生”が上々のスタートを切った。

風の穏やかな早朝にスタートした塩見は出だしの10番からバーディ発進。「3、4mのパットがポンポン入ってくれた」とグリーン上のプレーが冴えた。後半は9mを沈めた3番から2連続バーディ。首位と2打差のスタートに安堵感を漂わせた。

東北福祉大時代、藤本佳則からキャプテンのバトンを受け取り、松山英樹に引き継いだ経歴を持つ。学生の頃の輝かしいキャリアはオフにこそ生きる。昨年末の最終予選会を13位で通過し、冬が明けてからは「ほとんどゴルフ場にいました」とラウンド中心の生活。オーストラリアや宮崎、広島と各所で合宿に参加し、先輩プロたちと腕を磨いた。重点を置いたのはショートゲーム。「開幕してすぐは、いつもなかなかフェースにボールが乗ってくれない。でもきょうは、うまく上がり4ホールで寄せられた」と成果も実感できた。

米ツアーを主戦場とする松山と親交が厚く、2月に「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」を制した際には、謙虚にも「歴史に名を残すゴルファーになってください」とテキストメッセージを送ったとか。ジャニーズ系のイケメンとしても評判の有望株。「今年は勝ちたいです。ツアーも盛り上げていきたい」。多くの先輩たちにも、そして偉大な後輩にも負けてばかりではいられない。(三重県桑名市/桂川洋一)

2016年 東建ホームメイトカップ