2016年 東建ホームメイトカップ

違法賭博問題の余波 JGTOがコンプライアンス委員会設立へ

2016/04/12 19:30
選手会の総会を行った宮里優作。本格稼働した新会長は選手をまとめ、ツアーの復権を目指す

ジャパンゴルフツアー選手会(宮里優作会長)は12日、今週行われる「東建ホームメイトカップ」の会場(東建多度カントリークラブ・名古屋)で総会を開催。他スポーツ界での違法賭博などの問題を受け、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の松井功副会長は今年度中にコンプライアンス委員会を新たに設立する考えを選手側に示した。

総会とその後に行われたミーティングには、ツアーメンバーの83人が出席。ミーティングでは、昨秋に発覚したプロ野球選手による賭博問題、今月に入って明らかになったバドミントン男子選手の違法カジノ問題などが話題に上り、JGTO幹部が選手に対して改めて注意喚起する一幕もあった。

松井副会長によれば、JGTOは今年11月をめどに元警察庁長官の吉村博人氏を招聘し、機構内に新たにコンプライアンス委員会を立ち上げる方針。すでに設置されている懲戒・制裁委員会の機能を強化し、防止に向けた啓発、指導を行うという。

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