来季の国内男子ツアーは「3増2減」 さらに4試合と交渉中
日本ゴルフツアー機構(JGTO)は15日、来季2016年の国内男子ツアースケジュールを発表した。2015年シーズンの25試合(当初は27試合予定→2試合未実施)から3増2減の26試合となり、うち4試合が海外ツアーとの共催か共同主管による開催(海外開催は2試合)。発表された賞金総額は前季より1億8066万円増えて計34億9000万円となった。
新規競技は、アジアンツアーとの共同主管で行われる3試合。うち2試合は海外開催の「SMBCシンガポールオープン」(1月28日~)と「レオパレス21ミャンマーオープン」(2月4日~)で、4月の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」前のスケジュールに組み込まれた。残り1試合は千葉県野田市の千葉CC 梅郷Cで開催される「パナソニックオープン」(4月21日~)。2008年から13年シーズンまでアジア太平洋連盟と日本ゴルフ協会との共催「アジアパシフィックパナソニックオープン」が行われていたが、アジアンツアーとの共同主管に変わる来季は新規での開催となる。
一方で、スケジュールから名前を消したのは、ワンアジアツアーとの共同主管競技「シンハーコーポレーション タイランドオープン」と「ミュゼプラチナムオープン」。いずれも2015年は賞金王のキム・キョンテが制した試合だが、現時点ではともに「継続開催に向け交渉中」(高橋直也JGTOマーケティング部担当部長)という。
JGTOの説明だと、このほかに、新規スポンサーが名乗りを挙げている国内競技1試合と、「無期限延期」として昨季は未実施に終わったアジアンツアーとの共同主管「ヴァスコリークラシック」(マレーシア)も、来年1月から2月にかけての契約に向けて協議中。今後、試合数が増える可能性がある。
また、試合開催順では、例年5月に開催されていた「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 」(北海道クラシックGC)が7月の第2週に移動。同じ北海道開催の「セガサミーカップ」の翌週に組み込まれ、開催週が変更された。
賞金総額では、「三井住友VISA太平洋マスターズ」が5000万円増の2億円に。「RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント」は1000万円減の1億円となった。