石川遼「幸せ」を実感! ファン投票で9年連続第1位
2015年の国内男子ツアーを締めくくるジャパンゴルフツアー表彰式が7日、都内ホテルで開催され、前週の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で今季2勝目を飾った石川遼が、ファン投票によって選ばれるMIP(Most Impressive Player)賞を受賞した。石川はアマチュアとして初優勝を飾った2007年から9年連続で同賞に輝いている。
国内男子ツアーメンバーの中で、“最も輝いていたプレーヤー”、“素晴らしい記録を樹立したプレーヤー”、“スーパーショットを見せてくれたプレーヤー”、“ファンとの触れ合いを大切にしたプレーヤー”など、ファンがこの1年で最も印象に残ったプレーヤーに投票するMIP賞。今季国内ツアー全25試合のうち7試合に出場した石川は「この賞をいただいたからには、これから1年間、ファンの方にどれだけ強い印象を与えられているか、自問自答しながら頑張っていきたい」と、喜びとともに来るべきシーズンに向けての決意を語った。
その一方でこの9年間、石川に取って代わる人気選手がでてこなかったというのも1つの事実。今年2位になった池田勇太とは、得票数に倍近い差がついた(注)。石川は「恵まれているし、幸せだと実感する」と自身の結果には満足感を示したものの、「選手1人が呼べるファンの数が、女子ツアーに比べて10分の1くらいだと思う。どれだけの選手が危機感を持ってやっていけるか」と、改めて男子ツアーが直面する課題も口にした。
このオフは、テレビの特番出演などを通じて、お茶の間にゴルフ界をアピールしていく。「今はまだ、ゴルフも他のスポーツと対等に取り上げてもらっている。これがなくなったら、ヤバイと思う」と、積極的にゴルフの広報大使を果たすつもりだ。
(注)
<2015年のMIP賞 上位5位/投票総数6755票>
1位 石川遼 1442票
2位 池田勇太 787票
3位 小平智 591票
4位 宮里優作 421票
5位 片山晋呉 406票