2015年 ゴルフ日本シリーズJTカップ

5試合連続トップ10の藤本佳則 最終戦で2季ぶりVへ好位置

2015/12/04 18:20
強風に「しんどかった」と語った藤本佳則だが4位で大会を折り返した。

国内男子ツアーの今季最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」2日目。藤本佳則が2バーディ、3ボギーの「71」(パー70)でプレーした。1つスコアを落としたが、通算3アンダー4位で決勝ラウンドに突入する。直近5試合すべてで、2度の2位を含むトップ10入りを果たした好調を維持。2013年10月の「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central」を最後に遠ざかっている優勝へ向け、好位置につけた。

強い風の影響を受け、アンダーパーでプレーしたのは2選手。厳しい状況での試合にも「イーブン(パー)でもチャンスはある」と我慢のゴルフを続けた。首位と2打差の2位からスタートし、一時は5アンダーで首位に。上がり2ホールを連続ボギーとして後退したが、首位との差を1打に縮めて大会を折り返した。

今季は10度のトップ10入りを重ね、積み上げた賞金は約8600万円。賞金ランキングでは4位につけ、目標と語る1億円達成も目前に迫っている。それでも勝ち星からは遠ざかっている。「やっぱり優勝が一番欲しい」と力を込めた。

第2子の出産予定日が13日に迫る。昨年10月に誕生した長男に続く男の子だといい「女の子が良かったな」とふざけて笑ったが「健康に生まれてきてくれれば、それだけでいい」と親心をのぞかせた。2季ぶりの勝利を、誕生してくる我が子に捧げたい。(東京都稲城市/林洋平)

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