スマホを使ってパット復調 リュー・ヒュヌの練習法とは?
2015/10/30 19:19
国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」2日目を終えて、リュー・ヒョヌ(韓国)が通算5アンダーの2位につけ、2012年「コカ・コーラ東海クラシック」以来となるツアー2勝目への可能性を広げた。
今季はパットの不調が続き、平均パット数「1.7867」はツアー全体で65位に甘んじてきた。アドレスで体が固まる傾向があり「いろいろと努力してきた」というが、その打開策はスマートフォンの無料アプリの中にあった。
リューは1年前から、米国女子ツアーで活躍する世界ランク2位(10月30日時点)の朴仁妃(韓国)と同じメンタルコーチに師事。パットにリズム感を持たせるためコーチが勧めたのは、一定のテンポで音を刻むメトロノームのスマホアプリの活用だった。
コーチとともにリューに最適なテンポを探り、あとはひたすらリズムを体に覚え込ませる日々。2週間ほど前からホテルの部屋で毎日30分ほど練習を続け「先週ぐらいからパットが良くなってきた」という。
「これまでショットは良かったけど、今週はパットの調子もいい」と、久々の首位争いにご満悦だ。メジャー通算7勝の女王を支えるコーチの指導方法。パットに悩むアマチュアも、ストロークの形ばかりではなくリズムにも気に配ってみては?(兵庫県加東市/塚田達也)