2015年 マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント

今週も好調キープ 21歳の稲森佑貴が1打差ピタリ

2015/10/29 20:25
ツアー初優勝も近い? 前週は2打差で惜敗した稲森佑貴が2位発進を決めた

国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」が29日、兵庫県のABCゴルフ倶楽部で開幕。前週の「ブリヂストンオープン」で今季ベストの2位に入った稲森佑貴が、4バーディの「67」(パー71)でプレーし、首位と1打差の4アンダー2位発進を決めた。

好調が続いている。初日からグリーンの端々や傾斜近くに切られたシビアなピンポジションに対し、「まずはフェアウェイキープ。グリーンが柔らかかったので突っ込んでいけたし、自分がやるべきことができた」とノーボギーで18ホールを完走。現在フェアウェイキープ率2位(70.36%)の持ち味を発揮し、「このピンポジションで4アンダーは100点満点です」と自画自賛した。

前週の2位で、今季の賞金が3000万円を突破し、賞金ランクも24位に浮上。自然と存在感を増し、予選ラウンドの組み合わせで注目組でのプレーが増え始めている。今週の同組は池田勇太深堀圭一郎と。「先週から咳が止まらなくて…出そうになったら、喉を抑えてガマンしていた」と初々しさを漂わせながらも、プレーでは主役を張ってみせた。

愛用してきたキャンピングカーは今週、移動のみに用い、「やっぱり“大の字”になって寝られるのはいい」と、好成績だった前週に続いてホテルに滞在している。「でも、車に戻ると我が家に帰って来た気がしてホッとします」とか。試行錯誤でいろんな経験を重ねながら、21歳はツアー初優勝を目指している。(兵庫県加東市/塚田達也)

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