2015年 トップ杯東海クラシック

3年前は“無観客”の不運 川村昌弘は応援団に今度こそ!

2015/10/02 20:09
7位に浮上した川村昌弘。準地元で首位争いに加わり決勝ラウンドへ

国内男子ツアー「トップ杯東海クラシック」2日目を18位から出た川村昌弘が、1イーグル、2バーディ、1ボギーの「69」として通算4アンダーの7位に浮上した。舞うような強風が多くの選手を足止めする中、リーダーボードを駆け上がり、首位と4打差で決勝ラウンドに駒を進めた。

三重県出身の川村にとって、試合会場である愛知県の三好CCはツアー以外でもラウンド経験の多い、縁の深いコース。「初めて観戦したのは、たぶんこの試合。子供のころから知っているコース」というだけに、モチベーションの高さは他のトーナメントと一線を画すものがある。

上位に加わった週末には地元から多くの応援団が駆けつける見込みだが、3年前の今大会では苦い記憶がある。首位と1打差で迎えた2012年大会の最終日は、スタートを前に大型の台風が接近。競技は予定通りに進行したが、ギャラリーの安全を考慮し、当日の午前6時にツアー初の“無観客試合”で行うことが決定された。

それと知らずにコースを訪れたギャラリーたちは肩を落として引き返したが、その中には多くの川村の応援団も混じっていたという。「そういう意味でも、今週は頑張りたい」と、言葉に気合いを込めた。

「今日は久しぶりにショットがすごく良かった。最終日の残り9ホールまで良い位置でいられれば」。最終日に今度こそ応援団に優勝を争うプレーを見せるためにも、あすのムービングデーで上位の座は譲れない。(愛知県みよし市/塚田達也)

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