2015年 アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ

石川遼「バケットハット」で視線釘付け 雨よけ用?初お目見え

2015/09/25 20:08
チューリップ帽という言い方は古いのか…石川遼はやっぱりお洒落

ゴルフ界きっての伊達男は、見慣れない帽子を被っていた。「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」の2日目、石川遼が青色のチューリップ型ハットを頭に載せて、ティオフの約2時間前に練習場へ姿を現すと、約100人のギャラリーの視線を釘付けにした。

お気に入りの私物を参考にしながら、スポンサーのキャロウェイゴルフに特別に製作してもらった帽子で、「バケットハット」という分類に入るらしい。この日は雨予報だったこともあり、「雨よけにいい」という理由で、初のお目見えとなった。雨の日以外に出番はないのか?「(普通の)帽子だとどうしても耳が焼けちゃうので」と晴雨両用の“一石二鳥”を強調し、今後の登場も示唆。「ゴルフに持ち込んでいいのかなと思いつつ、試しに被ってみた」と、ファッションアイコンの面目を発揮した。

この日は3バーディ、4ボギーの「71」(パー70)でラウンド。通算イーブンパーの18位につけ、決勝ラウンドに進んだ。前日に続き、パー3を除く全14ホールでドライバーを振り抜いたが、出だしの1番から5連続でフェアウェイをとらえることができなかった。悪い流れを断ち切ったのは8番だった。ティショットが初めてフェアウェイをキープすると、12mのバーディパットも流し込んだ。

今週の会場は埼玉県の実家からほど近い。「実家にいる時間は1年の中でも少ないから、ありがたい」と語り、母の手料理で鋭気を養っている。ラウンド中に食べる焼きおにぎりは、自分だけでなく佐藤賢和キャディの分まで作ってもらっているという。「明日か最終日のどちらかで爆発できればいい。どちらかで5アンダーを目指したい」と話した石川は、どこか余裕のあるリラックスした表情だった。(茨城県坂東市/鈴木慶祐)

2015年 アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ