2015年 アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ

復活への2アンダー 高橋竜彦の“浮気相手”は?

2015/09/24 18:56
午前中のプレーで安定感抜群のスコアで上がってきた高橋竜彦。今週の相棒は…

夫婦ともにプロゴルファーとして知られている高橋竜彦。近年は(牛渡)葉月夫人がキャディとして、夫を支えるシーンが定着しているが、たまには“浮気”も悪くない。

茨城県の大利根カントリークラブで開幕した国内男子ツアー「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」初日。難度の高いコースを2バーディ、ノーボギーの「68」(パー70)でまとめ、2アンダー9位発進を決めた41歳は、相棒に感謝しきりだった。

今大会で高橋がバッグを任せたのは、かつて伊澤利光と名コンビを組み、近年は藤本佳則小田孔明が海外試合に参戦した際にも活躍する前村直昭キャディ。「ジャッジもさることながら、穏やかで余裕を持ってプレーさせてくれた。僕はラウンドに夢中になりすぎてしまうタイプ。ウチの(夫人)もそうだから。ゆとりを持ってできたことが良かったんじゃないかと思う」。

スコアが動いたのはチップインで決めた5番と、2mを沈めた10番だけ。2番、17番は5mを残したボギーのピンチを回避した。18ホールで実に23パット。前村氏はあくまで今回限りのスポット起用で、10月の「日本オープン」では再び夫婦でコースを歩くつもりだが、「外せば3パットというのも多いところを(前村キャディが)『たっちゃん、無理しないで打とうよ』と抑えてくれた」と、およそ5年ぶりに組んだタッグを自賛した。

ツアー2勝を挙げたあと、2011年を最後にシード権が遠い。「若い選手が増えて、ツアーも変わってきた。ここで終わりたくない。レギュラーの舞台でどれくらいやれるか、雰囲気を楽しむことが一番大事」。来季の出場権を争う3次予選会は来月末に始まる。「今回は推薦をいただいて出場できた。気にかけていただいている方のためにも」と、復活を信じ続ける。(茨城県坂東市/桂川洋一)

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