2015年 フジサンケイクラシック

木に3発も…金庚泰は幸運を味方に

2015/09/05 20:15
ショットに苦しみながらも後続に4打差リード。キム・キョンテが逃げ切るか?

国内ツアー「フジサンケイクラシック」3日目、3打差リードの首位から出たキム・キョンテ(韓国)は「今日が一番調子が悪かった」としながらも1イーグル、4バーディ、3ボギー「68」(パー71)にまとめ、通算11アンダーで首位をキープ。後続との差を4打差に広げ、今季3勝目に王手をかけた。

「今日は運が良かっただけです」とこの日のキムには幸運の女神が微笑み続けた。「木に3回くらい当たったけど、全部打てるところにあった」と笑い、特にプレーのリズムを作る前半で数多くのツキがスコアをアシストしたようだ。

キム曰く、木に当てたのは「3番、6番、8番」。このうち3番と6番のパー5ではそれぞれバーディとイーグルを奪った。6番の2打目は右の林に向かったが、木に当たったボールはグリーン方向に戻り、ピンまで約20ydのラフ地点へ。命拾いした3打目からSWでチップインを決め、後続を突き放すイーグルとなった。

「今日は調子が悪い中で頑張れて満足。このコースはショットが悪いとすぐボギーが出るので、これから練習して、明日もアンダーパーで回れるように頑張りたいです」。通算7勝のキムは、練習が勝利の女神を呼び込む条件となることを知っている。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

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