2015年 フジサンケイクラシック

岩田寛は緊迫?のプロアマを終えてホッと一息

2015/09/02 17:46
大会を主催するフジテレビの日枝久会長とプロアマラウンドをともにした前年覇者の岩田寛

国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」は3日、今年も山梨県の富士桜カントリー倶楽部で開幕する。前年覇者は、プロ11年目にして初のタイトルを手にした岩田寛。開幕前日にはプロアマラウンドに出場し、連覇をかけたティオフを前に最後の調整を終えた。

プロアマラウンドでは、アウトスタートの第1組から大会を主催するフジテレビの日枝久会長と同組でプレー。ホールアウト後には会長から「“2年連続で(優勝皿を)渡したい”と言われました」と直々にハッパをかけられたという。ともあれ、ディフェンディングチャンピオンとして最初の大仕事を無事に務め、「明日からが本番なので、体力が持つかな・・・?」と冗談を交じえながらホッと一息ついた。

初めてのディフェンディング大会を前に、「(意識は)していないです」と自然体で乗り込んだ富士桜。「今年は今年ですから、新たな気持ちという感じで。あまり変わらないですね」。周囲の状況に左右されない、そんな岩田らしい感覚は、やはり今週もブレることはない。

今大会が終われば早々に海を渡り、次週からは来季米国ツアーの出場権を決める米国下部ツアーの入れ替え戦『ウェブドットコムツアーファイナル』(全4試合)に出場する。その初戦「ホテルフィットネス選手権」(シカモアヒルズGC/インディアナ州)は10日から4日間に渡り開催。こちらも夢舞台への道を切り開く大事な戦いとなるが、「今は頭にない?そうですね」と、まずは今週の大一番に全神経を集中。弾みをつける結果とともに渡米を迎えたい。(山梨県富士河口湖町/塚田達也)

2015年 フジサンケイクラシック