2015年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯

午後組で4位発進 薗田峻輔が入手したウッズの“お宝”とは

2015/05/14 18:33
風の舞った午後、薗田峻輔はバーディラッシュで好スタート

埼玉県の太平洋クラブ江南コースで開幕した「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」初日は、単独首位のK.T.ゴン(韓国)をはじめ午前中にスタートした選手の多くが上位を占めた。午後にティオフした中では「66」をマークした薗田峻輔遠藤彰が5アンダーで4位と好発進。ツアー2勝の薗田は上々の滑り出しをみせた。

開幕から2戦は32位タイ、予選落ちと振るわなかったが「自分の中ではオフから調子が上向いている。結果は出ていないけれど、ガックリはしなかった」という薗田。好感触をシーズン3試合目で体現した。前半12番(パー3)で「すごく速いラインに見えてしまった」と3パットボギーが先行。すぐさま修正して続く13番(パー5)からバーディを重ねた。

「木の動きと打つ時に体で感じる風(の方向)が違うことが多かった」という、林間コースでの午後のプレー。難しいコンディションの中で、前週までに4回以上練習ラウンドを重ねた入念な大会準備が力になった。

4月末、用具契約を結ぶナイキゴルフのイベントで、タイガー・ウッズと対面。薗田はジュニア時代、黒いキャップとパンツに赤いシャツが勝負服だった大の“タイガー党”だった。記念撮影はもちろん、持参したウッズ著のレッスン本『How I Play Golf』に直筆サインもゲット。さらに催しの最中、急きょショットを披露することになった薗田が「え?聞いてないよ…」とこぼすと、ウッズが自ら使うグローブを手渡してくれた。

「そのままポケットに入れて持って帰った。タイガーの手は僕より少し小さかったですね」

憧れの人とのかけがえのない時間。それも力に変えて、ツアー3勝目をビッグトーナメントで勝ち取りたい。(埼玉県熊谷市/桂川洋一)

2015年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯